グルメサイトの掲載料・送客手数料を徹底比較:料金表と試算例
グルメサイトの請求書を見て、「掲載料は把握していたのに、思ったより高い」と感じたことはないでしょうか。原因の多くは送客手数料です。月額の掲載料とは別に、ネット予約1件ごと、多くの場合は来店人数1人ごとに発生する従量課金で、予約が増えるほど負担も増えます。
この記事では、主要グルメサイトの掲載料と送客手数料を同じ基準で一覧にし、月々いくらになるかを試算します。なお、手数料そのものを減らす王道は、常連や指名検索のお客様を手数料0%の自社予約に移すことです。その戦略は別記事で詳しく扱うので、ここでは「まず数字を正確に知る」ことに集中します。
価格はすべて2026年9月に確認したものです。公式ページで公開されている金額には「公式」、代理店や比較サイト経由でしか確認できない金額には「代理店公表値」、非公開のものには「非公開」と明記します。
送客手数料の仕組み:どの瞬間に、いくらかかるのか
送客手数料(ネット予約従量課金)の基本形は「来店人数×単価」です。押さえておきたいポイントは3つあります。
- 課金対象は「来店した人数」が基本。たとえば食べログは「ネット予約をして実際に来店した人数が対象」で、キャンセルされた予約には課金されません(公式)
- ランチとディナーで単価が違う。食べログの区分はランチ6:00〜15:59、ディナー16:00〜翌5:59。ディナーの方が高く設定されています
- 掲載料と送客手数料は別物。掲載料は店舗ページを公開するための月額固定費、送客手数料は予約が成立するたびに発生する従量課金です。「掲載無料」のサイトでも送客手数料はかかります
また、課金モデルはサイトによって3タイプに分かれます。
- 人数×定額型:食べログ、楽天ぐるなび、ホットペッパーグルメなど。計算しやすい
- 成果報酬型:一休.comレストランやOZmallなど。予約金額に応じた手数料で、料率は非公開のことが多い
- ゲスト負担型:OMAKASEなど。手数料を店ではなく予約者側が支払う
主要グルメサイトの料金一覧(2026年9月確認)
| サイト | 掲載料(月額) | 送客手数料 | 情報の出どころ |
|---|---|---|---|
| 食べログ | 0円(集客用の有料プランは別途) | ランチ100円・ディナー200円×来店人数(税抜) | 公式 |
| 楽天ぐるなび | 0円〜33,000円(スタート/ライト/ベーシック) | スタートプランでランチ41円・ディナー205円×人数(有料プランは変動) | 掲載料・手数料とも代理店公表値 |
| ホットペッパーグルメ | 0円(掲載無料) | ディナー150円(税抜)+50ポイント・ランチ40円(税抜)+10ポイント×来店人数 | 公式 |
| 一休.comレストラン | 固定費0円 | 成果報酬型(料率非公開) | 非公開 |
| ヒトサラ | 非公開(要問い合わせ) | 非公開 | 非公開 |
| Retty | 月額会費・広告型 | 人数あたりの送客手数料なし | 公表資料ベース |
| OZmall | 固定費なし | 成果報酬型 | 公式紹介ページ |
| OMAKASE | 掲載型ではない | 予約者側が390円/席を負担 | 公式ヘルプ |
食べログ
ネット予約は導入費用・固定費0円で、来店人数×ランチ100円・ディナー200円(税抜)(公式)。「予約がキャンセルされても利用料金はかかりません」と明記されており、課金は月単位で集計されます。検索順位に関わる有料プラン(月額固定)は別体系です。
楽天ぐるなび
スタートプラン(無料)、ライトプラン(月額11,000円)、ベーシックプラン(月額33,000円)の3段階に加え、どのプランでもネット予約成立時に送客手数料が発生します。スタートプランでランチ41円・ディナー205円/人、有料プランでは楽天ポイントの原資設定によりランチ11〜41円・ディナー55〜205円に変動します(公式の料金表は要問い合わせのため代理店公表値・2026年9月確認)。予約者に楽天ポイントが付く仕組みが集客面の特徴です。
ホットペッパーグルメ
「月々の掲載料は無料!支払いは予約が入った分だけ」という成果報酬型で、金額も公式のネット予約プランのページに公開されています。ディナー(15:00〜翌6:59)は1人あたりネット予約手数料150円(税抜)+ポイント付与料50ポイント、ランチ(7:00〜14:59)は40円(税抜)+10ポイントです(公式・価格確認 2026年9月)。ポイント分も実質負担なので、ディナーは1人あたり約200円と考えて試算するとよいでしょう。
一休.comレストラン・ヒトサラ・Retty・OZmall
高級店向けの一休.comレストランは固定費0円の成果報酬型ですが、料率は非公開です(古い記事の数字が出回っていますが、現在の料率として引用できるものではありません)。ヒトサラはプラン・手数料とも要問い合わせ。Rettyは月額会費と広告が収益源で、人数あたりの送客手数料を取らないモデルです。女性向けメディアのOZmallも固定費なしの成果報酬型と案内されています。
OMAKASE
予約困難店に特化したOMAKASE(GMOグループ)は発想が逆で、予約手数料390円/席を予約者側が支払います(公式ヘルプ)。店側の送客手数料という意味では例外的な存在ですが、「手数料を誰が負担するか」という視点で知っておく価値があります。
月々いくらになる?2つの試算例
例1:ランチ中心のカフェ。ネット予約がランチ月200名分なら、食べログ経由で200名×100円=月20,000円(税抜)。年間では24万円です。
例2:ディナー中心の居酒屋。ネット予約が月80組・平均2.5名(200名分)なら、ディナー200円のサイトで200名×200円=月40,000円。年間では約48万円になります。忘年会シーズンに予約が伸びれば、その月の手数料も比例して増えます。
計算式は「来店人数×単価×月の組数」だけなので、自店の予約実績で必ず一度試算してみてください。固定の掲載料と合わせた「月の実質コスト」で比較するのがポイントです。
手数料を減らす考え方(やめる必要はありません)
グルメサイトの送客力、特に新規のお客様との接点は、正直なところ自社予約だけでは代替できません。合理的なのは「新規はグルメサイト、リピーターと指名検索は自社予約」という使い分けです。
- グルメサイトの送客手数料は「新規獲得の広告費」と割り切り、月次で金額を管理する
- 一度来てくれたお客様には、GoogleビジネスプロフィールやLINE、ショップカードから手数料0%の自社予約ページへ誘導する
- 自社予約の受け皿には、ViteUneTableの無料プランのように**月額0円・手数料0%**で使える予約システムを使えば、移した予約の分だけ従量課金が純減します(料金はユーロ建て、スタンダードパックは税抜€29/月〜。2026年9月のレートで約5,000円です)
どのシステムを選ぶかは、飲食店向け予約システムの比較記事で同じ基準で整理しています。
よくある質問
送客手数料の相場はいくらですか?
人数×定額型の大手では、ランチ40〜100円・ディナー150〜205円/人(ポイント付与料が加わるサイトもあります)が2026年9月時点の目安です(食べログ・ホットペッパーグルメは公式、ぐるなびは代理店公表値)。成果報酬型は料率非公開が多く、一概に比較できません。
「掲載無料」なら費用はかからないのですか?
かかります。掲載料が無料でも、ネット予約が成立するたびに送客手数料(+ポイント付与料)が発生するのが一般的です。「固定費が無料」と「予約ごとの課金がない」はまったく別の話です。
電話予約にも送客手数料はかかりますか?
原則としてネット予約の従量課金は電話予約にはかかりません。ただしサイト経由の専用電話番号(計測用番号)を使う場合に課金対象となるプランもあるため、契約条件を確認してください。
キャンセルやノーショーの分も課金されますか?
食べログは「来店した人数が対象」で、キャンセルには課金されないと公式に明記しています。サイトごとにルールが異なるため、無断キャンセル分の扱いは各社の規約で確認しましょう。
手数料のかからない予約方法はありますか?
自社サイトやGoogleビジネスプロフィール経由の自社予約なら送客手数料はかかりません。ViteUneTableの無料プランは月額0円・手数料0%で、人数あたりの課金は一切ありません。グルメサイトと併用し、リピーターを自社予約に移すのが現実的です。
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